’04 8月7日、琵琶湖にて柏木氏による修行がスタートした。
はじめに申し上げるがこの修行の目的は、熱いエリアを盗むといった幼稚なものではなく、昨今の「なんとしても釣らなければ」という何かに縛られたショボイ自分の発想を変えるために、自分なりのスタンスをしっかり持ち、日頃からダイナミックでいて繊細なバスゲームを行っている柏木氏の考えを盗むというものが目的である。
柏木氏はGPSをフルに使いこなし地形は的確に把握しているが、しかしそれでいて「ピン」を攻める釣りではない。その日の「ベスト」なエリアを手っ取り早く探し出すり「攻め」の釣り。タックルはクランクにスピナ―ベイト、たまにテキサスを使うが5投程で飽きてしまい、ダウンショットは最近になって結び方を知ったとか。「釣れる日もありゃ釣れん日もある、釣れんかってもおもしろい」と本人は軽く笑うが、私の知っている限り柏木氏に「釣れん日」は無いように思う・・・。50までなら即リリース、狙う獲物は常に60オーバー。某トーナメント団体には所属していないが、気が向けばイベントトーナメントは参戦。しかし「2位はいらん、狙うのは1位だけ」、「5本5キロの優勝なんかいらん、狙うのは3本10キロ以上のブッチギリだけ」と言う。決して大げさでも、嘘でもない(詳しくは柏木氏のホームページを見て欲しい)。ということで私も心に決め、修行の際はスピニングは持ち込まず、タックルも普段使わないものばかりでスタートした。

ネットを使わず全て抜き上げるパワー

結果からいうとこの日は激シブで私は丸ホゲ。しかしそんな中、柏木氏はクランクやスピナベ、はたまた5投で飽きるテキサスの1投目でキッチリ45〜48サイズを数本獲り、「またチビや・・・」と悔やみながら釣れない私の目の前で即リリース。上の写真も今日は出そうに無いから一枚くらい撮っとこか、というレベル。
しかし得るものは大きかった。柏木氏の考えはこうだ。
『バスは常に上を意識している』『ボトムの食わせはいらん、常に狙うのは中層』『巻物で確立を上げろ』『常にカラーチェンジをしろ』『スレたら異なったルアーでバスをリセットさせろ』『投げて水面上を飛ぶルアーもバスは見えている』『風上に立って流されろ』『太陽に向かって投げろ』『釣れなくても楽しめ』等等・・・。
しばらくは私の頭の中が故障すると思うが、きっとこれは柏木氏と同船した者にしかわからないだろう・・・。

修行はこれから続く・・・。