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空気読めない大寒波のおかげで楽しみにしていたエギング釣りバカ三人組予定が出港不可となり、翌日に淋しく独りでオニューの竿持って伊根町へ。 |
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夜中、しんしんと雪が降りだす‥‥三人いたらそれも笑いながらかわせるが、独りは超不安を感じる。 |
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到着していつも通り最初はヤリイカ狙い。雪も舞い、三人ならアホな事喋りながら寒さも紛れるが、やはり独りは辛い。
周りぽちぽち釣れ始めるがワイだけ釣れなく、「持っていない」事に苛立&イジケながら、ようやく一杯ゲット。 |
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「そろそろハマチ・サゴシ狙いに行きまーす」となりジギジギ。しかし大寒波通過後で食いがかなり渋くなったようで、船上の人間の活性も上がらない。
この前ならサゴシの群れやハマチの魚群が魚探にすぐに映り出したが本日ベイト反応無しで、しばらく吹き荒れる風の音のみとなり、船長、魚探見ながら延々とランガンスタイルで流して行く。 |
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心が折れかかった時、「今日イチの反応出ました」と船長のアナウンスがこだまする。そして本日船上で、初サワラゲットとなり、朝のイカに運を使わずによかったと、満足。
その後ラッシュとなり両隣もヒットとなる。 |
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以前のサゴシのように頻繁にヒットではなく単発であるか、魚探から魚群が見えた時は、ほとんど型が大きく竿が気持ちよくしなっていた。 |
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近くに自衛隊軍艦が見えた夕刻。
「この流しで終了しましょか」とラストを告げるアナウンス。 |
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本日ヤリイカ1杯のみやったけど、サワラ二匹やしヨシとしよ、とラストシェイク。
するとラスト、ガツン!とヒット。
得体の知れない強烈な引きで本日おろし立てのきつめに締めたスピニングのドラグが悲鳴をあげて出て行く。より締め直すも今度は踏ん張る腕と手首の力が魚の引きに対して支えきれない。同じくおろし立てのロッドはバット部分までもギシギシとしなるようで、釣り歴何十年も経つが、これ程までの引きは初めて。
途中、もしかして根に潜られたかも?と疑う事も何度かあり、相手が動かないときはまるでソレと勘違いしてしまいそうになる。
「この地形でこの深さで持っていかれても、絶対根掛かりはありえませんから、巨大サワラのスレかもしれません、耐えてください」
「他の皆さん、もう竿あげて下さい、ラストにこのサワラ獲りたいんで」と船長。
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「走りだした方向に向いて船の中自由に移動してください、魚の動き止まったら船をラインの方向に寄せて行くので、ライン緩めずドラグ信じて、腕耐えて巻き続きて下さい」と船長。船のデッキをフルに使って前行ったり後ろ行ったり、ようやくあと少しで上がってくると思えば、再び強烈な突っ込みでまたライン引き離される‥‥。とりあえずP.E3号とリーダー40ポンドを信じるが、そろそろ腕と手首の方が限界。
船長は運転、他の方は左右両方からネットを構えていただき、突っ込みと巻き上げを繰り返しながらゆっくり上がって来たのはスレ掛かりの巨大サワラ。ネットになかなか納まらず、あたふたしてる間に再度突っ込み‥‥
しかしもうここまで上がって来たら後は耐えて耐えて、全員に協力してもらいようやくネットインとなる。 |
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おそらく後にも先にも、魚とこれだけの格闘するのは最初で最後かな、と。とりあえず孤独感漂う釣行もなんとか終え、ジギングの運を本日使い切った感で終了となる。 |
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独りで写目取ったのでうまくジャストサイズ映せなかったが、本日ラストサワラは間違いなく91p。 |
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船上合計7人の釣果となる。 |
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正直サワラがこれだけ美味いと思ったのも初めてで、刺身はハマチのようでいてザクザクと肉厚、塩焼きも分厚く油ものって満足となる。 |
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