釣り上げた魚を如何にしてダメージを最小限に抑えてキープするか。『デットが嫌なら釣りするな』究極の答えであるが、そこは釣り好きの中でも異色のバサーに対しては野暮な解答である。
昨年数えきれないデットを出しながら試行錯誤したものの、確固たる原因を明確に出来ないまま、今尚トラウマのようにライブウェルの蓋を必要以上に何度も開け閉めしてチェックする。もっとも相手は生き物なのでデットとなる原因は無数に考えられ、思い浮かぶものを一つ一つ解決していかなければ前に進まない。そんな中、下爆吉田氏から新たあるブツがアメリカから入荷したと連絡が入り早速その成果を試みた。まずその前に今までの整理をしたい。下記事項は今まで出来る限り手を尽くしてきた。
1、.酸素不足…エアレーションよりミスト状の水に溶け込むタイプであるオキシジェネーターで対応(バス風呂氏アドバイス)
2、エア抜き調整…ベンズメンダーで抜き過ぎないよう適度なエア調整
3、夏場のライブウェル水温…ライブウェルにデジタル水温を設置した事によりペットボトルでの冷やし過ぎを防ぐ
4、アンモニアによる水質悪化…フィッシュフォーミュラーで対応
以上の注意事項改善は全て実行した。
そして今回また一つ、ダメージ原因と解決策が見つかった。それは『泳がせない』こと。厳密に言うと『落ち着かせる』こと。人間の勝手な気持ちでは元気よく泳ぎ回り、時にはライブウェル内でバシャバシャ、と暴れる音を聞き『元気よく生きている』と安心してしまいがち。しかしそれは魚の気持ちから言うと全くの逆で、泳ぎ回ったり、狭いライブウェルで魚と魚がぶつかる事でストレスや体力を奪い、また暴れて頭や体を蓋やパイプ等々で傷付けたりして弱らせてしまう。そう、実は魚は必要以上に泳ぎまわる事が全くのマイナスとなるそうである。
前置きが長くなったが、そこで出てくるのがグローリーバッグ。以前は日本でも扱っているショップがあったが、元が卸を止めたそうで最近は直販のみの対応でバスプロショップでも扱っていない。よって直接アメリカに連絡を試みる。勿論交渉人は下爆メンバーで英会話ペラペラOKの吉田氏。そして手配して約一週間で無事到着となる。
一見かなりきゅうくつで弱らせてしまいそうに見えるが、実際使ってみると信じられない程の落ち着きっぷりで、そうではない事がわかる。
よく考えれば水槽の端っこでじっと落ち着いてエラ呼吸している魚をよくみる。
また、この袋に入れる事で湖が荒れた時のポイント移動も大分と負担軽減、またロケットもなくなり、ジッパーが色別になっており入れ替えも楽になる。サイズはある程度までは入り、万が一ロクマルオーバーやそれ以上のとんでもないサイズが釣れた時はグローリーバッグに入れずに水面に袋を浮かべて覆い被せると同じくらいに落ち着くようである(日本語取説有)。ちなみに現物に付いてくる日本語取説が下記。
勿論このグローリーバッグに入れたからといって完璧ではない。かといって逆に異常な程に神経質過ぎるのも釣りに集中出来ず良くない。個人的にはライブウェルで暴れると負担がかかってしまいそうな45cm以上はこの袋に入れようかな、と思う。いずれにせよ、手探りながらも魚に対してのダメージ原因を一つ一つクリアして行き、せっかく辿り着いた一匹を大切にしていきたいものである。
※注意 この袋に入れれば少しのエア抜きは必要ない云々というコメントを見かけるが、個人的意見ではエア抜きは最低限必要