もしかすると我々凡人には触れてはいけないものかもしれない。
人間はその時その時の五感(目・耳・舌・鼻・皮膚)を頭(脳)で理解し状況を把握している。しかしそれらを超えた感じ方として「直感」というものがある。よく言われる「ピン」ときた、というような表現がそうであろう。
しかしある意味人間は文明の進歩により「直感」を使わなくなり、感じ方が鈍くなったとも言われている。

ちまたで言う「第六感」。そう、予感や予知、虫の知らせの粋である。そしてそれらの領域の中には「殺気」、「気配」を察知する、という事も入るのではなかろうか。我々人間にとって忘れ去られている直感。最近でこそ潜在能力やスピリチュアルな話もよく耳にするようになってきたが、人によって理解度や温度差もバラバラ。しかし人がどう捉えるか、信じるかはさておき、今の私にとっておそらく一番必要なものは第六感の領域でる「殺気、気配」を消す事、すなわち殺気立ちすぎて相手に「感づかれている」のである。

狙われる側にとってはこれらをいち早く感じ取るもの、逆にハンターとして獲物を狙う側にとっては消し去るものであり、そしてその上には威嚇というものまである。しかし今のところ威嚇は釣りというお遊びには必要ないのでここに置いておく事にする。そう、ここ数年間の私にとって最も釣果を下げている原因の一つである殺気について真剣に考えてみたい。

凡人ハンターは絶対に獲ってやるという気持ちからくるソワソワ感やイライラ、ガン見がよく言われる。これらによりラインテンションはたるませてはいるものの、必要以上にシェイクをしたり荒っぽくなったり、巻物に至ってはその時の適切なスピードが保たれていなかったりするのであろう。またそれらに加えて第六感がラインを通じ水中でオーラをかもし出しながらルアーが泳いでいるに違いない。
釣りの中でよくあるパターンが、小便をしている時に浮きが動く、ラインから目を離した時にアタリがでる、バックラッシュを直している時、釣り以外の事を考えている時に限ってアタリがでるというもの。
どうだろう。非常によくある光景である。殺気か何かはわからないが完全に気を抜いている一瞬である。特に完全にラインをたるんたるんにする事により殺気を消す、いわゆる放置状態にしてアタリを待つ釣り方もある。しかしこれはある特定のエリアに必ず魚がいるという確信のもとに出来る事であり、手探りで探している状況下では効率面で欠ける。
また、殺気や気配を釣りというジャンルにこだわらず色々と調べてみた。
インターネットで色々調べてみると同じような考えを持たれている方は沢山いるものだ。
その中で興味深いものがいくつかあったので勝手ながら引用させて頂いた。まず、水中カメラマンも非常に似ているようだ。ある魚を撮影しようとカメラを向けると逃げてしまう。一般にこの話を聞くと魚はカメラを異常物体と把握して逃げると思いがちであるが、そうではないらしい。というのはカメラを向けたその魚は逃げても向けていない同じ種類の魚がダイバーの脇を平然と泳いでいることがよくあるらしい。つまり魚は、自分が狙われているのかそうでないのかを的確に判断しているようである。ではどうやってダイバーの殺気を感じ取っているのか。一つはどうも目線のようである。これは、魚に限らず、すべての生き物にも当てはまるはずだ。とくに臆病な種の魚を見つけた時、近寄る時はあえてその魚から目線を外しよそを見ながら近づき「俺は岩だ」と思い込ませ生気を殺す、という。

魚とは関係ないが、「かくれんぼ」や「ハンカチ落とし」、これは人間にとって気配を感じとる、または気配を消す典型的な訓練方法だという。

次に忍者にまつわるお話。音、振動、波動の変化、そして呼吸。その中で呼吸は通常を100としたら60に抑えて絶対に微動だにしない。忍者、武道、武術は気配が消せることは重要。「呼吸」の乱れによってバレてしまう事も。気配=力み。体の中に力み・緊張がある人は違和感・ノイズとなり、周りの人間に(動物にも)感づかれてしまう。心身ともにリラックス状態であれば、見事に気配が消えるという。すなわち心を動かさずである。体温と気温の差というのもあるらしい。例えば冬は人間の平熱が36℃であることから空気が温められ微妙に対流が出来る。逆に気配温度差が無い(少ない)夏は気配が消しやすいともあり、もしかすると体温を出しにくい服がいわゆる忍者服で、ステルス効果なのかもしれない




その他には視線を外す、目を閉じる、息を止める、邪念を消す、ともある。
もしやこの領域の果てにはフォースやニュータイプが出てくるのでは。
フォースとはwikipediaによると「生命体から無機質まであらゆるものを包んで満たしており、未来を予知する力、他人の心を操る力、触れずに物を動かす力
とある。そこまでの超常現象を体験、あるいは持ちたくないが、直感と常に平常心を保つ精神的強さを人生の中で磨きたいものである。
私を含めた「釣りたいばかりに殺気立ち過ぎる」せっかちな釣りバカ諸君には少しでも参考になったであろうか。
また、良い方法があれば是非教えて頂きたい。